FAQ(良くあるご質問と回答)

 

柔道整復師に関するご質問

Q・柔道整復師って何ですか?

 

A・皆さんの街にもある『接骨院・整骨院』で、患者の皆様へ治療を行う先生が有する『国家資格』の正式名称です。

厚生労働省が定める狭義の『医業類似行為者』の一つで、
国の認可を受けた受験資格養成学校(専門学校・大学・大学院)で規定の教科を学び、
厚生労働大臣の行う『国家試験』に合格する必要があります。

医師・歯科医師と同様に、皆様の『けが』や『障害』を治療します。

 

Q・整体やカイロプラクティックとの違いを教えてください

 

A・『整体』や『カイロプラクティック』などは国の法律で定められた『養成学校』や『国家試験』などの制度や免許がありません。
他の国では認められる正式資格もありますが、現在の日本国内では『任意』の呼称となります。健康保険などの利用もできません。

 

Q・柔道整復師になりたいのですが・・・

 

A・既述のとおり、専門学校や大学等の『柔道整復学科』に入学し、きちんとした教育をお受けになったうえで、国家試験を受験してください。
就学年限は3〜4年(大学院はさらに2年)となります。

お住まいの地域の近くにも養成学校があるかも知れません。
しっかりと学び、社会に役立つ『柔道整復師』を目指してください。当会も応援いたします。

メール・電話等で受験に関する相談にも対応できます。

 

接骨院・整骨院に関するご質問

Q・接骨院と整骨院は何が違うのですか?

 

A・まったく同じです。

どちらも『柔道整復師』による治療を受けられる施設です。

現在『ほねつぎ』『接骨院』『整骨院』という呼称が使用されています。
これは医師の開設する医療機関の呼称が『病院』『医院』『診療所』『クリニック』などとなっている事と同様とお考え下さい。

ただし『治療院』『整体院』『療術院』等の呼称は、既述のとおり国家資格を持たない『任意呼称』の開設する施設となり、
健康保険などの適応を受けられませんし、その技術や知識を国家が『試験』という形式で保証するものではありません。ご注意ください。

 

Q・安心してかかれる接骨院(整骨院)を紹介してください。

 

A・患者さんとの相性もありますので、一概に『安心』を申し上げられませんが、当会に所属する会員であれば、ご紹介できます。

ホームページのメニューから『地図で検索』あるいは『五十音別検索』をご利用ください。

目印は『公益社団法人 栃木県柔道整復師会 会員之証』を入り口または、受付に掲載していますのでご覧下さい。

また、電話やメール等でのお問い合わせにも対応いたします。お気軽にどうぞ。

 

健康保険に関するご質問

Q・健康保険証は使えますか?

 

A・もちろん使えます。

ただし、全ての『痛み』や『気になる症状』に使えるわけではありません。
骨折や脱臼等は応急処置(緊急の場合や自分で骨折や脱臼の判断が付かない場合等)の場合、無条件で治療できますが、
継続して『治癒』まで治療をお受けになりたい場合には、医師による診察と『接骨院・整骨院』で治療を継続してよい、と言う趣旨の『同意』が必要となります。
この同意は特別な文書等に記載される必要は無く、患者さんご本人が医師の口頭で伝えられるだけでも結構ですので、
医療機関から『接骨院・整骨院』に転院される場合には、それまでの担当医師に『接骨院・整骨院』に転院する旨お伝えください。

捻挫や打撲、肉ばなれなどの症状は、医師の診察に係らず『接骨院・整骨院』での治療が受けられます。

お気軽にご利用ください。

 

Q・健康保険組合から『保険は使えません』との通知が来ました

 

A・通院した接骨院でご相談ください。

『痛み』や『不快な症状』『気になる症状』等に『外傷』のきっかけ、原因となる動作があれば、健康保険が適応になります。
負傷した原因をはっきりとお伝えください。

また、健康保険組合等からの問い合わせは、保険の請求システム上3〜6ヶ月後に問い合わせとなります。
記憶が曖昧になる場合も多くなりますので、あやふやな記憶に頼って回答を行うのではなく、
治療をお受けになった先生に問い合わせてから、正しく回答を行ってください。


また、接骨院・整骨院では『急性外傷』と『亜急性外傷』が健康保険治療の対象となりますが、
保険者(健康保険組合など)によっては、健康保険の適応範囲を『誤解』している場合もありますので、
予診表等の記載にご協力ください。
こちらからダウンロードして事前に記載し、初診時に提出していただけると便利です。
また、健康保険組合などからの通知にある『誤解しやすい問題』に対するQ&Aを作成いたしましたので
こちらをご参照ください。(ファイルはPDFファイルとなります)

 

治療に関するご質問

Q・マッサージを利用できますか?

 

A・できる場合があります。

ただし、『慰安』のためのマッサージは、すべての医療機関(病院・医院・診療所・クリニック・接骨院・整骨院など)で健康保険が適応されません。
全額実費負担となります。ご了承ください。

 

Q・転んでしまいました。レントゲン検査を受けたいのですが

 

A・接骨院、整骨院では、レントゲン検査は受けられません。

現在、レントゲンに代わる検査・観察器具として『超音波観察装置』を導入する接骨院・整骨院が増えています。

『超音波観察装置』は人体に対して無害で、妊婦さんや複数の疾患を持つ患者さんにも『手軽』に利用していただける検査で、
最新のものは『0.1mm』の骨折を見分けられる精度を持つと言われています。また、筋肉や靭帯・腱などの軟部組織の損傷や異常を検査・観察するのに優れています。

無害であり、繰り返し利用でき、放射線被爆も『ゼロ』の安心・安全な器具です。

こういった検査器具で『初回検査』を行い、骨折の可能性が高いと判断されてからレントゲン検査やMRI検査をお受けになることをお勧めします。

 

Q・肩こりがひどいのですが、治療を受けられますか?

 

A・受けられます。

ただし、痛みが出た『原因』が外傷(急性・亜急性に限る)の場合は健康保険での治療を行いますが、
肉体疲労や外傷の原因が無い単なる肩こり場合には実費負担での治療となります。

亜急性外傷の定義を間違って考えている場合が多く見られますので解説いたします。

亜急性外傷とは・・・『繰り返し』軽微な外力が加わった場合や、
普段は気づかないような軽度の外力『姿勢の変化』や『無理な姿勢』などによって引き起こされる外傷です。

疲労による『筋肉痛』などと勘違いを起す場合もありますので「おかしいな?」と思ったら、念のために『接骨院・整骨院』でご相談ください。

知らず知らずに引き起こされる『外傷』が『亜急性外傷』の怖さです。

 

Q・交通事故の被害を受けました。接骨院・整骨院で治療が受けられますか?

 

A・もちろん、治療を受けられます。

事故の被害、お気の毒です。おけがの程度は如何でしょうか?

交通事故による『むちうち』や『腰痛』、ハンドル等にぶつける事による『打撲』・シートベルト損傷など、
交通事故による外傷は多肢にわたります。

ぜひ、お近くの『接骨院・整骨院』にご相談ください。

その場合、警察への診断書の提出が必要となります。診断書の作成は『医師』によるものを要求される場合がありますので、
受診される『接骨院・整骨院』でご相談ください。

当会では『付設診療所』を運営しております。指定日に『担当の柔道整復師』が記載した『診察依頼』を発行してもらい、
診断書を発行していただくこともできますので、お気軽にお申し出下さい。

また、過失割合が多い場合や、相手が『無保険』などの場合にも、適切な保険の取り扱いで対処いたしますので、ご遠慮なくお申し出下さい。

 

入会に関するご質問

Q・新規に開業したいと思います、入会の必要はありますか?

 

A・入会は義務ではありませんが、ぜひご入会をお勧めいたします。

開業し真っ先に困る事は『保険の請求』に関する『手間』と『情報』です。

当会では新規開業や新入会の会員に対し、実務を重視した『新人講習会』を随時開催いたしております。
これは保険請求上のトラブルを防ぎ、患者さんや保険者側からの信頼を確かなものとするため行われる意味もあります。

正しい治療で患者さんの信頼を、正しい保険取り扱いと請求で保険者の信頼を厚いものとしましょう。

入会ご希望の方は電話・メール等でお気軽にお問い合わせください。

すべての都道府県に公益社団法人・一般社団法人あるいは(旧)社団法人が設置されています。
勤務地または開業予定地にある各法人へお問い合わせの上、信頼の公益社団(一般社団)法人へご入会ください。
研究や研修の機会もグンと増えます。

 

Q・入会金が高いと聞きましたが、いくらですか?

 

A・当会の入会金は10万円です。このほか日本整復師会への入会金、互助会費用や政治連盟費用、諸費用などが必要となります。

詳細はお問い合わせください。

 

Q・柔道整復師ではありませんが、入会できますか?

 

A・当法人は『柔道整復師免許』を有する事が入会条件となります。

ただし、当会の関連団体である『栃木県柔道整復師協同組合』においては、賛助会員の身分がありますので、
そちらの入会条件に該当する場合もあります。ぜひご検討ください。

また、会員以外の場合でも、当会の規約をお守りいただける場合であれば、各種の情報を受け取ることができます。
ご相談ください。

 

当会の事業に関するご質問

Q・骨密度の測定をしてくれると聞きました、詳しく教えてください。

 

A・ホームページに予定を掲載いたします。

当会では年に数回程度、無料の骨密度測定を行っています。

測定部位は『かかとの骨』を利用し、超音波による『音響測定法』を利用していますので、
体への負担が無く、安全で安心できる測定方法です。

平成24年実績では
1月29日(日)栃木市総合運動公園
9月2日(日)栃木県・那須烏山市総合防災訓練開場
9月29日(土)芳賀赤十字病院祭り
11月3日(文化の日)日赤祭りなどで開催いたしました。
ぜひ、健康管理にお役立てください。

ただし、測定結果には『ばらつき』があり、絶対の数値とはなりません。
異常をみつけた場合には専門の医師による診断と治療をお勧めしています。

 

Q・柔道大会を主催しているそうですが、大会の詳細を教えてください。

 

A・毎年5月に開催しております。

小学生・中学生(男女)の団体戦と、小学生の『形』競技会を開催しております。

開催要項などはお問い合わせください。

試合の結果等はホームページに掲載するほか、下野新聞社の新聞記事として掲載されています。ご参照ください。

 

Q・公開講座があると聞きました。

 

A・ございます。

毎年7月・11月頃、県内において『公開講座』を開催しています。

内容は様々ですが、皆様の健康管理や教養にお役立ていただけるよう、著明な講師をお招きし、
あるいは当会の会員から選抜して講師として講座をお願いしています。

入場料は無料で、どなたでも自由にご参加いただけます。

ただし、席数に限りがありますので、事前のお申し込みをお願いいたします。

詳しくはホームページの告知記事、または下野新聞に掲載する告知広告をご覧下さい。

 

Q・スポーツ大会への救護派遣を行っているそうですが?

 

A・行っています。

柔道・バレー・サッカー・陸上競技・市民マラソンなど、多彩なスポーツ活動に『無償』で救護員の派遣を行っています。

ただし、派遣先の数には限りがありますので、ご希望の方は事前にお申し込みください。

また、行った救護活動を報告記事として『広報紙』『ホームページ』に掲載させていただく場合があります。

人員の不足や、その他の事業日程との関係で、お受けできない場合がありますのでご了承ください。

 

Q・災害時の救護活動をしているようですが?

 

A・積極的に行っております。

災害救護活動は私たち『柔道整復師』にとって重要な役割と考えています。

2011年の『東日本大震災』では福島県に延べ20人以上の人員を派遣し、栃木県内各地の避難所へも巡回訪問を実施いたしました。

現在、栃木県・佐野市・宇都宮市と『災害医療救護協定』関連を締結し、非常災害に備え年数回の訓練を実施しています。

今後、協定を締結する市町はさらに増える予定です。皆様のお住まいの市町とも締結完了のご報告ができることと思います。

また、会員から『特に対応に慣れた』会員を選抜し、非常時の緊急対応に当たらせています。

災害時に対応する『災害救護奉仕団』のメンバーは400名近くが登録しています。

また、日本赤十字社と協力し、各種訓練や非常時の対応マニュアル等を準備しています。

いざと言うときに「あなたの街の接骨院・整骨院」が頼りとなれるよう、常に備えています。

 

  当会、あるいは『柔道整復師』『接骨院・整骨院』に関するご質問やご意見。皆様方の『ちょっと困った・・・』『辛い・・・』お体の相談など。

お気軽にお問い合わせください。

  ご相談の内容によっては専任理事によるご回答となりますので、若干のお時間をいただく場合があります。ご了承ください。

 

様々な疑問・ご質問はこちらまで・・・・

メールアドレスは:tochiju@nifty.com

電話でのご質問は:028-648-0502(代)平日午前9:00〜午後6:00まで